ガイドブックに載っていない京都の穴場スポット17選

2022.11.7 更新:舞鶴市に1ヶ所追加しました

 

いわずと知れた日本を代表する観光都市、京都。

教科書にも載るような有名な神社仏閣が数多く点在する京都ですが、

京都民でもほとんど知らない、ガイドブックにも載らないような魅力ある穴場が京都にはまだまだあるのです。

 

密を避けての観光や、人のいない場所でゆっくりしたい方へ、

この記事では、京都の穴場スポットをエリアごとにご紹介していこうと思います。

 

各スポットには詳しく紹介した個別記事もありますので、気になる場所を見つけたらそちらの記事も是非ご覧ください。

 

 

京都市右京区

まるで異世界への入り口のような参道がある神社?!『京北 賀茂神社』

概要

賀茂神社は右京区の京北 中江町という町の「はたの森」と呼ばれる鬱蒼とした杉林の中に鎮座する、何か「パワー」を感じずにはいられない神社。
創建1000年目を迎えたとされているとても歴史の古い神社なのだそうです。

 

見所

この神社の最大の見所は「戻りの参道」です。

2体の狛犬が見つめる先には杉林の中に佇む鳥居が一基。「帰り道」であるはずの戻りの参道が、まるで「異世界への入り口」のように感じてしまうのはきっと私だけではないはずです。

 

詳細情報

 

 

 

鳥居と滝を同時に眺める修験の地『空也の滝』

概要

嵐山の北西の小さな町「清滝」にある、京都では最大級ともいわれる滝です。

現在でも空也の滝では、滝行に来られる方を見かけることがあります。

 

見所

ここの最大の見所は、鳥居と滝を同時に眺めることが出来るこの景色です。

人も多くないこの場所で、滝を眺めながら自分と向き合う時間も素敵ですね。

 

詳細情報

 

 

 

京都の有名観光地”嵐山”の最後の穴場…?!『護法堂弁財天』

概要

 

京都の代表的な観光スポット嵐山で、”最後の穴場”とも称される場所、「護法堂弁財天(ごほうどうべんざいてん)」。

護法堂弁財天は、五山送り火の鳥居形が灯される「曼荼羅山(まんだらやま)」の麓(地図で見るとすぐ下)に位置する小さな社です。地元の方々からは「嵯峨の弁天さん」とも呼ばれ親しまれています。

 

見所

最大の魅力を感じたのが、この「青紅葉に包まれたお堂」です。

朝の光が差し込む境内はとても気持ちが良かったです。

 

詳細情報

 

二本の大杉が守る神域『九頭神社』

概要

右京区京北の細野町という静かな町にひっそりと鎮座する神社です。

人影はほぼない神社ですが、自然が織りなす神秘的な景色がここにもあるのです。

 

見所

ここの最大の見所は、二本の大杉の間に挟まれるように鳥居が一基たたずんでいるような景色です。その姿はまるで、境内の神域を衛る二体の守護神のようでした。

 

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世にも珍しい”三本足の鳥居”がある神社『蚕の社』

概要

この神社の正式名称は「木島座天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)」であり、「蚕ノ社」というのは通称です。
通称の中に「」が入っていて不思議だな・・・と思っていましたが、その名の由来は、境内に蚕をまつる「養蚕神社」があるためなのだそうです。

 

見所

この神社の最大の見所は三本足の鳥居三柱鳥居」です。

通常鳥居というと2本の足で立っているものですが、蚕ノ社には世にも珍しい三本足の鳥居「三柱鳥居」があります。

他ではほとんど見ることができないこの鳥居は、一見の価値ありですよ。

 

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京都市左京区

見所が多すぎる寺『狸谷山不動院』

概要

真言宗修験道大本山の仏教寺院で、TVアニメ「有頂天家族2」にも登場したお寺。

狸谷山不動院という名の「タヌキ」という部分を「他抜き」ととらえ、
「他を抜く」お寺ということから、ここにお参りすると勝負ごとに勝利するといういわれがあるそうです。

このお寺、概要欄では説明しきれないほど見所が多いので、是非以下のリンクから個別記事を見て頂きたいです。

 

見所

このお寺の最大の見所は、まるで清水寺の「清水の舞台」のような舞台なのです。

狸谷山不動院の舞台も、清水の舞台と同じ「懸崖造り(けんがいづくり)」と呼ばれる建築方法で造られているのだそう。

”清水の舞台”はいつ訪れても観光客がたくさんいますが、

”狸谷山の舞台”はかなりの高確率で舞台を独り占めすることができます。

 

詳細情報

 

 所在地

 京都府京都市左京区一乗寺松原町6

 拝観料

 本堂への入山料500円

 (本堂までの参道は無料です。)

 拝観時間

 午前9時 – 午後4時(年中無休)

 個別記事はこちら

 

 

境内に広がる深緑の世界『北白川大山祇神社

概要

京都市左京区、瓜生山の麓にひっそりと鎮座する「北白川大山祇神社」。

バプテスト病院の脇道を抜け瓜生山に踏み入ると見えてくる、ひとけの少ない落ち着く場所です。

昭和4年、瓜生山の主神である「地龍大明神」の祠を創祀(そうし)したことが、この神社の始まりなのだそう。

この神社には、苔やモミジが彩る深緑の魅力的な空間が広がっていました。

 

見所

この神社の最大の見所は、この苔に覆われた緑の灯籠

びっしりと苔むした灯籠に、この地で刻んできた長い年月を感じます。

 

詳細情報

 

 

 

京都市東山区

もう1つの”清水の舞台”がある寺?!『鳥辺山妙見堂』

概要

鳥辺山妙見堂(とりべやまみょうけんどう)という名前は通称で、正式名称は智積院(ちしゃくいん)というそうです。
実はここ、地図上で見ると清水寺にとても近い位置にあり、さらに「もう1つの清水の舞台」と呼べる舞台まであるのですが、ほとんど知られていません。

 

見所

この神社の最大の見所は「もう一つの清水の舞台」と呼べる舞台です。

鳥辺山妙見堂の舞台は清水の舞台と同じ「懸崖造り(けんがいづくり)」と呼ばれる建物なのです。さらにここは、清水寺と同じ「清水エリア」にある懸崖造りの舞台という意味でも、「もう1つの清水の舞台」と呼ぶにふさわしく感じますね。

 

詳細情報

 

 

 

京都市伏見区

異世界情緒あふれる鳥居が鎮座する神社『大岩神社』

概要

大岩神社は古来より「難病の神様」として信仰されていました。

この神社へ参拝すると、結核の治癒や心の病の治癒に効果があるとされています。

京都在住の方でもこの神社の存在を知っている方は少ない印象でしたが、

近年SNSでも紹介されることが増え、マニアックな京都ファンや写真家から少しずつ注目を集めつつある場所です。

 

見所

ここの一番の見所はやはりこの鳥居です。

皆様がこれまで見てきた鳥居の中でも、かなり変わった形の鳥居だと思いませんか?

それもそのはず、

この鳥居は、京都の芸術家「堂本印象」がデザインし寄贈した「印象鳥居」と呼ばれる鳥居なのです。

 

詳細情報

 

 

 

京都市西京区

青紅葉が美しい山寺『金蔵寺』

概要

天台宗西岩倉山 金蔵寺は西京区小塩山にひっそり鎮座する古刹です。

秋の紅葉のシーズンには隠れた人気スポットとなりつつあるのですが、

それ以外の季節にはあまり人も多くなく

のんびりゆったりと境内をめぐることが出来ます。

 

見所

金蔵寺はもみじの隠れた名所として知る人ぞ知る場所なのですが、

境内全体、初夏から夏にかけて青もみじがとても爽やかで美しいのです。

 

詳細情報

 

 

 

亀岡市

雲海を望む霧の寺『千手寺』

概要    

臨済宗妙心寺派に属し「とこなげ山」あるいは「眼病に霊験あらたかな寺」として親しまれている千手寺。

2019年から住職が自ら本堂裏を整備し、境内を俯瞰しながら雲海を眺めることが出来るスポットが新たに完成し密かに注目を集めている場所です。

 

見所

最大の見所は境内を俯瞰出来るこのアングルです。

境内にそびえる立派な大銀杏とともに、山門と雲海を俯瞰することが出来るのがここの最大の魅力です。

この景色は2019年から見ることが出来るようになったということもあって、多くの方が見たことのない新鮮な景色であることも魅力の一つとなっています。

 

詳細情報

 

 

 

京都随一の”美しい苔の参道”がある神社『廣峯神社』

概要

京都府亀岡市の本梅町に鎮座する神社「廣峯神社(ひろみねじんじゃ)」。

その歴史は平安時代にまで遡るほど古く、承和(834年〜848年)の時代に勧請されたとの記録があるのです。

 

見所

この神社の最大の見所は「苔の参道」です。

踏むのが忍びないほどにふかふかした苔の参道…。

いままで京都府内各所、苔が魅力的な神社やお寺を巡ってきましたが、廣峯神社ほど美しい苔の参道は見たことがありませんでした。

ここはぜひ実際に訪れて、美しさを体感していただきたいです。

 

詳細情報

 

 

 

八幡市

まるで”君の名は。”の世界?!高台から街を見守る神社『狩尾神社』

概要           

狩尾神社(とがのおじんじゃ)は、石清水八幡宮のある「男山」の西の独立した小さな山の上に建つ神社です。地元の方からは「狩尾さん」と呼ばれ親しまれているのだそう。また、石清水八幡宮の境外摂社でもあります。

神社創建の歴史について、この神社は平安初期に建立されたものの、応安7年(1374年)に一度消失。現在の社殿は慶長6年(1601年)に創建され、その後江戸時代に三度(宝永・萬治・寛文)の修復を経て現代に残っているそうです。

 

見所

ここの最大の見所は、目の前に広がる階段と鳥居の向こうにはるかに続くまっすぐな道とニュータウンが作る景色
この光景がまるで映画「君の名は。」で、瀧と三葉が再会した名シーンを思わせるような絶景なのです。

「君の名は。」のそのシーンは東京都・四谷の須賀神社という場所なのだそうですが、
雰囲気がかなり似た場所がまさか京都にあるとは私自身も知らなかったため驚きでした。

 

詳細情報

 

 

南丹市

美山かやぶきの里を見下ろすことが出来る場所

概要

かやぶきの里は南丹市美山町にある、かやぶき民家が現在も残る集落です。

そんなかやぶきの里を高い位置から俯瞰するができる穴場スポットがあることは意外と知られていません。

 

見所

かやぶきの里の集落を囲む山の上から、遠方にかやぶきの里を見下ろすことが出来る場所があります。

写真で見てもわかると思いますが、かなり遠い距離にかやぶきの里を見ることになりますので

撮影する際は望遠レンズが必須です。

この場所への詳しい行き方や撮り方などの詳細は、個別の記事にてご紹介していますので是非そちらもご覧ください。

 

詳細情報

 

 アクセス

 かやぶきの里集落より徒歩30分ほどで到着する場所です。(詳細は個別記事にて)

 拝観料

 無料

 拝観時間

 24時間

 個別記事はこちら

 

 

京丹波町

古木が創り出した雄大な参道がある神社『質美八幡宮』

概要

質美八幡宮は、京都府の中部に位置する「京丹波町質美」に鎮座する神社です。

社殿は平安時代に建立されたという歴史ある神社ですが、度々兵火で焼かれ、現在の社殿は江戸時代の寛政8年(1796年)の再建であるとされています。

 

見所

ここの最大の見所は、古木の並木が創る雄大な参道の景色です。

参道の脇で存在感を放つのは、樹齢数百年を経た老杉の古木の並木
この並木がおよそ400メートルほど続いており、その光景はまさに圧巻です。

その雰囲気から映画「魔界転生」やドラマ「子連れ狼」のロケ地として使用されたことがあるのだそうです。

 

詳細情報

 

 

 

 

舞鶴市

境内をJRの電車が横切る神社『八幡大神市姫神社』

概要

京都の海沿いの市、舞鶴市の市場という町に鎮座する「八幡大神市姫神社(はちまんだいじんいちひめじんじゃ)」。
創立年代は不明のこの神社ですが、地域の言い伝えによると、ここは「海防の守護神」として建立されたと伝えられているのだそう。

 

見所

この神社の最大の見所かつ魅力は、境内を横切る電車の景色です。

境内を貫くようにJRの電車が駆け抜ける景色は、他の神社では見ることができない景色。ぜひ実際に訪れて、この景色を見ていただきたいです。

 

詳細情報

 

 

南山城村

まるで韓流時代劇の舞台?!のような寺『高麗寺』

概要

高麗寺(こうらいじ)は1978(昭和53)年に建立された寺院で、宗教法人 曹渓宗総本山高麗寺の総本山です。

京都府内唯一の村である南山城村の中でも、

知らない人も多いといわれている集落「童仙房(どうせんぼう)」という場所に位置しています。

もともとこの場所は、日本に住む韓国人、または在日二世の心のよりどころとして開かれたのだそう。

そのため、寺院には朝鮮王朝を感じさせる色彩のしつらえや絵画が随所にあしらわれています。

 

見所

ここの最大の見所は、境内の建物をカラフルに彩る「丹青(ダンチョン)」の色彩

京都ではなかなか見ることのできない色彩豊かな唯一無二のこのお寺、ぜひ一度訪れてほしい場所です。

 

詳細情報

 

 

 

最後に

今回はガイドブックにも載らないような京都の穴場スポットを紹介させていただきました。

ただ、ここでご紹介した場所以外にもまだまだ知られていない魅力ある場所は存在します。今後も随時この記事を更新していきたいと思いますので、もしよろしければ記事をブックマークしていただき、また見に来てください。

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