この記事では、
Photoshopを使って画像の切り抜きを行う方法を3通りご紹介いたします。
「切り抜きたいものは決まっているけど、どのツールでどうやって切り抜けばいいのかわからない!」
という方は、
①以下のもくじの「★マーク」の項目の中から自分の切り抜きたいものに近い被写体を選ぶ。
②適切な切り抜き方法の紹介ページを参照する。
というステップで切り抜き方法を参照してみてください。
では早速始めましょう。
このページの内容
「ペンツール」を使って画像を切り抜く方法
ペンツールを使った切り抜きはベジェ曲線を使い手作業で行います。
そのため、他の切り抜き方法よりも時間がかかってしまいますが、
段違いに高精度な切り抜きが可能です。
このツールの詳細については以下↓の記事でご紹介していますが、
ここでは簡易的にこの切り抜きの特徴についてご紹介したいと思います。
この切り抜きのメリット
・高精度な切り抜きが可能
・切り抜いた後に「ジャギー」が目立たない
・切り抜く範囲の調整が自由自在にできる
・被写体の色に関係なく選択ができる
この切り抜きのデメリット
・切り抜きに時間がかかる
・ベジェ曲線の扱いに慣れが必要
・アバウトな切り抜きは苦手
これらのメリット・デメリットについても以下の記事↓
で詳しくご紹介しています。
向いている被写体
★直線からなるもの
直線からなる被写体を切り抜くのはペンツールの得意分野です。
切り抜き方法の詳細は、ここからご確認ください。
★簡単な曲線からなるもの
簡単な曲線の切り抜きも、最も美しく高精度にこなすのがこのペンツールです。
切り抜き方法の詳細は、ここからご確認ください。
向いていない被写体
・網目があるもの
網目があるような被写体の切り抜きはペンツールでは難しい作業になってしまいます。
網間があったとしても、その網の色が単色など簡単な色であれば、以下の方法↓
であれば簡単に行えるかもしれません。
・凹凸が多いもの
凹凸が多いとその分アンカーポイントも増えてしまうため、手間も激増します。
このブロッコリーのような被写体であれば、
クイック選択ツール(この切り抜き方法を紹介した記事→クイック選択ツールを使って画像を切り抜く方法)
のほうが切り抜きに向いているでしょう。
「クイック選択ツール」を使って画像を切り抜く方法
クイック選択ツールは、基本的に切り抜きたい被写体をなぞるだけの簡単操作で、
スピーディに選択範囲を作ることが出来るため、
初心者の方でも扱いやすいツールです。
このツールの詳細については以下↓の記事でご紹介していますが、
ここでは簡易的にこの切り抜きの特徴についてご紹介したいと思います。
この切り抜きのメリット
・初心者でも扱いやすい
・スピーディに選択範囲の作成が可能
この切り抜きのデメリット
・細かい部分の切り抜きが苦手
・被写体の柄が複雑だとうまく選択できない
これらのメリット・デメリットについても以下の記事↓
で詳しくご紹介しています。
向いている被写体
★被写体と背景のコントラストがはっきりしているもの
こちらの画像は被写体が黒、背景が白と、
コントラストがはっきりしているため選択範囲を作りやすく、切り抜きも行いやすいです。
切り抜き方法の詳細は、ここからご確認ください。
★被写体の色が単純なもの
この赤いポストように、背景が複雑なものであっても、
被写体が単純な色のためクイック選択ツールで選択範囲を作りやすく、切り抜きも行いやすいです。
切り抜き方法の詳細は、ここからご確認ください。
向いていない被写体
・被写体と背景のコントラストがはっきりしていないもの
自動で被写体を選択するため、このツールでの切り抜きにはあまり向いていませんが、
クイックマスクという切り抜き方法であれば、このような被写体でもうまく切り抜くことが出来ます。
以下の記事を参照してみてください。
・精密な切り抜きを行わないといけないもの
クイック選択ツールはあくまで「クイック」に選択範囲を作るためのツールですので、細部はあまり綺麗に選択できません。
精密な切り抜きが必要な被写体であれば、ペンツールを使うことでうまく切り抜きを行うことが出来ます。
以下の記事を参照してみてください。
◎「クイックマスク」を使って画像を切り抜く方法
クイックマスクとは、簡単に言うと「ブラシでなぞった部分を選択できる」という機能です。
そのため、切り抜きしたい範囲をクイックマスクモードで色塗りするようになぞることで選択範囲を作成できます。
このツールの詳細については以下↓の記事でご紹介していますが、
ここでは簡易的にこの切り抜きの特徴についてご紹介したいと思います。
この切り抜きのメリット
・ブラシで色を塗る感覚で切り抜きができる
・背景とコントラスト差の少ない被写体でも切り抜きがしやすい
・エッジをぼかした「あいまいな」切り抜きができる
・切り抜く範囲の微調整が簡単にできる
この切り抜きのデメリット
・すべて手作業で切り抜きを行わないといけない
・精密な切り抜きは難しい
これらのメリット・デメリットについても以下の記事↓
で詳しくご紹介しています。
向いている被写体
★輪郭がボケているような、形がはっきりしていない「あいまいな」被写体
この写真のように、被写体の輪郭がぼけているものでもクイックマスクであれば自然に切り抜くことが出来ます。
切り抜き方法の詳細は、ここからご確認ください。
向いていない被写体
・直線などからなる形が「はっきり」とした被写体
精密な切り抜きが必要な被写体であれば、ペンツールを使うことでうまく切り抜きを行うことが出来ます。
以下の記事を参照してみてください。
まとめ
今回は切り抜き方法3選のご紹介を行いました。
切り抜きは多くのPhotoshopユーザーが使用する機能ですので、
たくさんの方に活用していただけるととても嬉しいです。
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