前回のジュエリーレタッチ#1に引き続き、ジュエリーレタッチ#2をお送りします。
今回は、Photoshopのブラシモード「カラー」を使って宝石をよりスッキリと輝かせる方法をご紹介します。
ジュエリーレタッチ#1と併せて実行するとより効果的なスキルです。
まだ#1をご覧になっておられない方は、ぜひそちらもご覧下さい。
では早速始めましょう。
このページの内容
準備
編集するジュエリーの画像を開きます。
今回は、ジュエリーレタッチ#1で使用したイヤリングを引き続きレタッチしていきます。
こちらの画像のダイヤ部分をご覧ください。
こちらは金属部分がゴールドのジュエリーなのですが、
金属の黄色い色味がダイヤにも写りこみ、ダイヤ本来のスッキリとした透明感に欠けていますね。
写り込んだ黄色い部分を取り除き、画像をスッキリさせたい・・・。
こんな時に活躍するのが、今回ご紹介する
ブラシモード「カラー」なのです。
次の項目でブラシモード「カラー」の使い方をご紹介します。
ブラシモード「カラー」を使う
まずはツールバーからブラシツールを選択し、モードを「カラー」に変更します。
①ブラシツールを選択し、
②モードの中から「カラー」を選択する。
※モード「カラー」は、物の形を塗りつぶしてしまうことなく、物が持つ色味のみを自分が選択した色に塗ることができる便利なツールです。
次に、黄色い色かぶりをなくしたいダイヤ部分を塗って行くのですが、
その前にどの色に塗っていくのかを決定しましょう。
塗るときの色選びのコツは、「できるだけ塗る物自体の色で塗る」ことと「何度か塗り直して適切な色を見極める」ことです。
言葉で説明しても今ひとつピンと来ないと思いますので、画像で説明していきます。
③Altキーを押しながら、塗りつぶす色をダイヤの中からピックアップする。まずは適当に、茶色っぽい部分をピックアップしてみる。この色でダイヤを塗ってみると・・・
⑤先ほどの色を塗る前の段階に戻り、Alt キーを押しながら次は白い部分をピックアップしてみる。この色でダイヤを塗り直してみると…
⑥スッキリとした透明感のある色味になった。③~⑥で説明したように、ピックアップする色次第で塗りあがりの色味が大きく変わる。そのため、③~⑥のステップを慎重に繰り返し、最もジュエリーの色にあった色を模索することが重要となる。
※ダイヤを塗る際は、ダイヤを留めている爪(ゴールド部分)を一緒に塗り潰してしまわないように注意する。
透明感のある色味が見つかったので、この色ですべてのダイヤを塗っていきます。
以上で作業は完了です。
ビフォーアフター
今回のPhotoshopのブラシモード「カラー」を使って宝石をよりスッキリと輝かせる方法はいかがでしたでしょうか?
前回のジュエリーレタッチ#1のスキルとともに活用すれば、ジュエリーをより美しく仕上げることができます。→#1
今回ご紹介したスキルは、
ダイヤのレタッチ以外にも、商品撮影をしていく上では使用頻度の高いスキルです。
皆さんなりの活用方法を編み出してみてください。
それではまた次回。
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